1 カビの危険性と影響
1-1 カビの健康への影響
カビはアレルギー反応や呼吸器疾患などの健康問題を引き起こす可能性があります。特に免疫力の低い人や小さな子供、高齢者にとっては深刻なリスクとなります。
1-2 室内のカビの発生原因
カビが発生する主な原因は湿気と不十分な換気です。浴室やキッチンなど湿気の多い場所や、断熱が不十分な場所では結露によるカビの発生が考えられます。それと、カビの栄養源となる汚れを取り除くことも重要です。
2 効果的なカビ除去方法
2-1 漂白剤や洗剤を使った除去方法
漂白剤や専用のカビ取り洗剤を使うと、カビの表面を効果的に除去できます。ただし、換気を十分に確保し、適切な防護具を着用することが重要です。
2-2 洗剤のカビ除去テクニック
洗剤やカビ除去剤などを使用する際、洗剤を付けてすぐに擦り洗いをしてしまいがちですが、そうすると洗剤が機能する前に洗い流してしまう事に成りがちです。まずは洗剤を付けてそのまま少し置いておきます。洗剤がカビや汚れに十分作用するのを待ってから擦り洗いを行うとより効果的です。夏場などは洗剤がすぐに乾いてしまう事もあるので、ラップなどをかぶせて乾燥を防ぐとより効果的です。但し、あまり長時間放置すると素材を痛めてしまう事もあるので、様子を見ながら行ってください。
3 カビの再発を防ぐための対策(換気と洗浄)
カビは、温度・湿度・栄養の条件がそろえばどこにでも発生します。つまり、この条件を取り除けばカビの発生を抑えることが出来ます。しかし、温度に関しては私たちが生活している環境ではカビにとっても快適な環境になってしまいます。なので、湿度と栄養をコントロールする必要があります。
3-1 定期的な換気と湿気対策
湿度を抑える効果的で簡単な方法は換気です。最近の住宅には24時間換気が必ず備わっています。しかし、これを使っておられないご家庭が有りますが是非使用をお勧めいたします。換気をする際は空気が流れるように離れた場所2カ所以上の窓を開けるのが効果的です。
3-2 表面の清掃と送風機の利用
家庭でのカビの栄養源は埃や汚れです。カビが発生しやすいような場所は常に清潔に保つことが必要です。特にお風呂場のカビが気になるのではないでしょうか。対策としては、お風呂からあがるとき、シャンプーやボディーソープが残らないように浴槽やシャワーのお湯をかけてよく洗い流してください。いつもカビが気になる場所は入念に流してください。この時、別に水ではなくてお湯で大丈夫です。あとは浴室が乾くまで換気扇を回してください。この時、どうしても床や天井の隅の空気が淀んで乾きにくくなります。そこで、小型のもので十分ですのでサーキュレーターや扇風機で床面に風が当たるようにしてつけてください。淀んでいる空気が循環して良く乾きます。窓が有れば開けておくとさらに効果的です。
4 カビ対策の注意点とポイント
4-1 隠れたカビを見逃さない
目に見えない隠れたカビの対策も重要です。カウンターの下や浴槽の隙間など普段あまり見ないようなところも定期的な点検と確認を怠らないようにしましょう。
4-2 プロによるカビ除去の重要性
カビが広範囲に及んでいる場合や、自身では取り除けないあるいは、エプロン内部等難しい場合はプロに依頼しましょう。適切な処理を行うことで、きれいな状態が維持できます。
5 まとめ
カビ対策の要は換気です。特に最近の住宅は気密性が高くなっているので、意識して換気(通気)をすることが重要です。効果的な換気で湿気を貯めないようにすれば、カビの悩みから解放されると思います。